フリースクール詳細

はじめに

社会の居場所として

不登校になっている生徒は、大きな不安を抱えています。ただ、それを具体的に話すことはむずかしく、うまくいかないコミュニケーションへの不安や学習面で同級生から遅れを取っているんじゃないかという不安、それらが重なっての漠然とした将来に対する不安など、冷静さや客観性などが保てない状態にあります。そんな中で、家族や先生以外に自分の気持ちを吐き出せる大人がいる環境は、安心感や自分の気持ちを整理していく場所となります。フリースクールスタディルームは、生徒が安心できる場所を目指します。

対象年齢：中学生
※平日昼間の登校も可能です

スタディルームの特徴

代表あいさつ

スタディルームは、2011年鹿児島県の子ども若者自立支援活動事業から生まれました。相談事業を行うなかで、相談だけではなく、子どもたちが安心できる居場所を社会の中で作る必要性を感じて、フリースクールという形で始めました。

設立当初から多くの中学生に利用していただいていましたが、2012年のNPO法人化以降は高校生に特化して運営してまいりました。そして今回、新たに校舎を取得することができ、再び中学生のフリースクールを併設することになりました。

このような来歴からも察していただけると思いますが、教育分野からではなく、心理・福祉分野からスタートしており、現在も教えるだけではなく、「寄り添う」「いっしょに考える」「相談できる」ことを大切にしています。正解を導き出すための学習ではなく、生徒一人ひとりの考えを確認しながら、生徒一人ひとりの正解をスタッフがいっしょに考えていきたいと思います。

代表取締役　小杉　雅彦

サポート体制について

学習面について

不登校であるということは、同級生に比べて学習する機会が非常に少ないということでもあります。もちろん、自宅で自習する生徒がいないとは限りませんが、多くはどうしていいかわからず、そうした不安を一時的に忘れられるために、スマホに依存傾向になり、ただ時間をやり過ごしていきます。

フリースクールスタディルームでは、学校から出された課題はもちろん、いまその生徒がわかるところからいっしょに考えてサポートします。また、所属する中学校の校長の許可があれば、一定の条件の下に出席扱いになることもあります。

カウンセリングついて

フリースクールスタディルームでは、公認心理師や社会福祉士、精神保健福祉士などの資格を持った職員を配置しています。

文部科学省の調査では、25人の学級で1~3人程度が発達障害と診断されているようです。診断されていない生徒も含めれば、もっと多くの生徒が該当すると思われます。境界知能ということばも最近頻繁に使われだして、日本では14%くらい(約7人に1人)が当てはまるとされています。発達障害にしても境界知能にしても、環境が与える影響は大きく、早い段階でそういったことに対する知識があり、それを理解してくれる大人と接することは、将来に明るい影響を与えていくと考えます。

一日の流れ

 開校時間：10:00～17:00

時間	内容
10:00～10:50	勉強・興味活動
11:00～11:50	自習・自由活動
12:00～12:50	お昼休み・昼食
13:00～16:45	自習・自由時間
16:50～17:00	掃除

• ここに掲載した活動は一例であり、実際には生徒さんと相談しながらスタディルームでの過ごし方を決めていきます

学校概要

名　  称	スタディールーム
業務内容	中等部（フリースクール） 自習塾（自習室・個別指導）
運営	NPO法人 ヒューマンネットワーク
所 在 地	〒893-0011 鹿児島県鹿屋市打馬１－１４－８
電話番号	0994-45-4878
FAX番号	0994-45-4879
受付時間	13:00-19:00 授業は個々に応じ 10:00-21:00 行っております
定 休 日	土日祝日
メ ー ル	k_mind@nifty.com

費用・通学までの流れ